top of page

 橋本総業ホールディングス(橋本総業HD・社長橋本政昭氏)とアイナボホールディングス(アイナボHD・社長阿部一成氏)は3月27日、両社の対等な精神に基づく経営統合に向けて検討を開始することで合意したと発表した。両社は今後、共同株式移転の方法による共同持株会社の設立を想定して「統合準備委員会」を設置して経営統合に向けた協議・検討を進めていく。

 両社によると、橋本総業HDの管材・設備流通とアイナボHDの内外装・住宅設備領域における販売・施工機能を融合し、商材と販路の相互補完で住環境インフラ市場での強固なネットワーク構築を目指すとしている。

 同日会見した橋本社長は、経営統合により両社グループの強みを補完し合ってそれぞれ成長できると述べた。

 阿部社長は、自社が自信を持つ施工能力と橋本総業グループの魅力である全国商流と物流機能の融合により、人手不足や人口減少、住宅着工戸数の減少など市場規模の縮小にも対応できる強みを発揮できると期待を示している。

 両社は、「商流×施工の相互補完」「エリア・顧客基盤の補完」「対メーカー交渉力・仕入条件の改善」「物流・在庫・オペレーションの最適化」「DX・案件管理ノウハウの共通化」などを統合によるシナジー効果として統合に向けて準備を進めていくが、ロードマップ策定もこれから開始するとしており、経営統合の効力発生日など具体的日程は調整中であり、確定次第明らかにするとしている。


 キッツ(本社・東京都港区、社長河野誠氏)は、このほど開催した取締役会でカナデビア株式会社が保有する株式会社ブイテックスの全株式を取得し、子会社化することを決議した。真空バルブ関連事業を一段と拡充する。

 キッツグループは、長期経営ビジョン『Beyond New Height2030―「流れ」を変える』のもと、デジタル化の進展を成長機会と捉えている。特に半導体分野を重点領域として位置づけ、当該領域への経営リソースを戦略的に投入している。

 近年、半導体製造工程ではデバイスの微細化・高集積化が進展し、真空プロセスの安定性や精密な圧力制御の重要性が一段と高まっている。これに伴い、半導体向け真空バルブ市場は中長期的にも着実な拡大が見込まれており、同社グループとしても真空バルブ関連事業をさらに強化している。  

 ブイテックスは、特殊バルブ、特に半導体関連で使用される真空バルブに加え、日本で唯一のラプチャーディスクのメーカーとして多くの実績を有している。同社が保有する真空バルブ関連技術は、キッツエスシーティーで培ってきた半導体装置向け技術と高い親和性を有しており、先端プロセスに対応する製品の強化に寄与するものと考えられ、また、ラプチャーディスク事業については、半導体分野のみならず、同社グループが展開する幅広い産業向けバルブ・流体制御領域で高いシナジーが見込まれる。

 同社では、ブイテックスをグループに迎え入れることが、半導体分野で中長期的な成長基盤を確立するうえで有効であるとともに、グループ全体の競争力向上と企業価値向上に資するものと判断し、今回の株式取得の決定に至った。 

bottom of page